最近、本当に多いですね。
- なぜ、その作業をするのかを考えない人
- 言われたことしかできない人(言われないと動けない指示待ち人間)
というのも、最近は丁寧な指示を出す風潮がかなり強くなってきているからだと思います。
丁寧な指示が悪いと思っている訳ではありません。合理的に仕事を進めるには手戻りは少ない方が良いに決まっています。
しかし、その結果、言われた通りにしか動かない,動けない人がいることも事実です。
「言われた通りにしか動けない状態」から脱するためには目的を意識することを習慣にしましょう。
「できることしかやらない人」は「できないことはやらない」のです。
つまりその人は「できないことはいつまでもできないし、成長しない」のです。
成長しないということは無能の人は無能のままという訳です。
作業指示の背景・目的を確認する
作業指示があった場合には下記2点を確認しましょう。
- なぜ、その作業を行う必要があるのか(背景)
- その作業で何を成したいのか(目的)
この2つを理解しないままでも作業は出来ます。しかし、指示通りの作業しかできません。
指示通りの作業をするだけでは何も付加価値は生まれないこと。そして、誰でも出来る(=あなたの代わりはいる)ということは覚えておきましょう。
思考停止な「従来通り」は技術への冒涜
今まで通りのやり方をなぞることは簡単です。
しかし、技術というのは日進月歩です。
今までの仕事のやり方が時代遅れになるのもあっという間です。
いつまでも過去のやり方に固執するということは新しいものが生み出されないので「技術への冒涜」とにも感じます。
“最後に生き残るのは、最も強く賢いものではなく、最も上手く変化に適応したものである”
とはダーウィンの言葉です。言葉当時の意味がそのまま当てはまるかは分かりませんが、生き残るためにはうまく変化に適応し、自分自身や環境をアップデートしていく必要があります。
付加価値を生み出すためには作業指示を疑え
これは「反抗しろ」という話ではありません。
指示された作業が「本当に最善かどうか」を確認するのです。
もちろん勝手に作業を変更して成果物が期待外れだと意味がありません。
しかし、背景と目的が分かっていれば何をすべきかは分かります。
言われたことをやるだけなら誰でもできます。付加価値を生み出したいなら期待値を上回ることです。そのためには、どうすれば今まで以上に効率よく結果を出せるのかを考えるのです。
まとめ:目的を達成する手段は一つではない
仕事に限らず何においても意識すべきは目的です。
手段が目的になってはいけません。
例えば、マニュアルは最低ラインをクリアするための手順書であり、常に最善とは限りません。状況が変われば最善の策は変わります。
何が何でもマニュアルを守ることが大切なのではありません。
大切なことは、マニュアルにない状況に陥っても最善の策を取れるよう、マニュアルが何を達するために作られたものなのかを理解し、実践できることです。
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